ロルの定理 2022年05月06日 数学系, 解析学, 解析学 諸定理 ロルの定理 ロルの定理とは,微分可能な関数で, f(a)=f(b), (a≠b) となるようなa,bがあるとき, f′(c)=0 となるcが区間[a,b]内に1つは存在するという定理である. 証明 区間[a,b]における以下の3つの場合分けをして考える. (1) f(x)=const(2) f(a)=f(b)≤f(t)(3) f(a)=f(b)≥f(t) (1)は,任意のcでf′(c)=0となる. (2)は,(2)式を満たすtが存在するときに,最大値・最小値の定理より,最大値となるようなcが存在する.f(x)はc点で微分可能であり, f(c)≥f(c+Δx) であることを考慮すれば, f′(c)=limΔx→+0f(c+Δx)−f(c)Δx≤0f′(c)=limΔx→−0f(c+Δx)−f(c)Δx≥0 よって,f′(c)=0となる. (3)は,(3)式を満たすtが存在するときに,最大値・最小値の定理より最小値となるようなcが存在する.これも(2)と同様に考えるとf′(c)=0を得る. よって,ロルの定理が証明された.
2022年05月06日 数学系, 解析学, 解析学 諸定理 ロルの定理 ロルの定理とは,微分可能な関数で, f(a)=f(b), (a≠b) となるようなa,bがあるとき, f′(c)=0 となるcが区間[a,b]内に1つは存在するという定理である. 証明 区間[a,b]における以下の3つの場合分けをして考える. (1) f(x)=const(2) f(a)=f(b)≤f(t)(3) f(a)=f(b)≥f(t) (1)は,任意のcでf′(c)=0となる. (2)は,(2)式を満たすtが存在するときに,最大値・最小値の定理より,最大値となるようなcが存在する.f(x)はc点で微分可能であり, f(c)≥f(c+Δx) であることを考慮すれば, f′(c)=limΔx→+0f(c+Δx)−f(c)Δx≤0f′(c)=limΔx→−0f(c+Δx)−f(c)Δx≥0 よって,f′(c)=0となる. (3)は,(3)式を満たすtが存在するときに,最大値・最小値の定理より最小値となるようなcが存在する.これも(2)と同様に考えるとf′(c)=0を得る. よって,ロルの定理が証明された.