データ信頼性

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計測工学に限らず,世の中に存在するデータについて,そのデータの信頼性というものを考えなければならない.
例えば,ある装置を使って計測したとしても,計測装置の使い方を間違って計測したデータは信頼性があるだろうか?
分解能 1 mmの測距センサを使って計測したデータで,412.5 mmと214.19 mmと記録されていた時に信頼性はあるか?
日頃扱うデータの信頼性について考えてみよう.

データの信頼性の構成する要素

有効性

データの有効性は,正しい方法で測定および記録しており,それが正しいフォーマットとなっているか,期待する測定対象を測定できているかによって決まります.

完全性

データの完全性は,測定対象を測定した際に,情報に欠落していないかによって決まります.計測する際に測定対象の測定値が不足している場合は,データが不完全であるといえます.

一意性

データの一意性は,取得したデータセットの中での重複度によって決まります.主に計測で統計値を使用する際に,不正確な計測を回避するためには,考慮しなければなりません.

一貫性

データの一貫性は,測定対象の変化がなく外乱要因がない場合に,同じように測定した際に同じ測定値が得られるかによって決まります.

正確性

データの正確性は,測定する際に発生する不確かさを考慮し,どれだけ真値とずれていないかによって決まります.