運動方程式

上図のような質量
運動の様子
運動方程式(EOM)の特性方程式から運動の様子を観察する.運動方程式の特性方程式は,
であるから,二次方程式の判別式より以下の表を得る.ただし,
判別式 | 特性方程式の解 | 一般解 | |
1 | |||
2 | |||
3 |
上表において,
1の状態になることを「過減衰」
2の状態になることを「臨界減衰」
3の状態になることを「不足減衰」
という.
上表をもとに1~3の結果をグラフに描くと以下のようになる.

上式のことから,1,2の運動は振動しないで収束していくが,3の運動は振動しながら収束していくことがわかる.
臨界減衰係数・減衰比
「臨界減衰係数」臨界減衰となる粘性係数のパラメータのことである.
「減衰比」とは,臨界減衰係数と粘性係数の比率のことである.
固有角振動数
「固有角振動数」とは,振動解において振動の様子を表すパラメータである.減衰を考慮しない(